肘の痛み
肘の痛み

肘の痛みは、日常生活の動作やスポーツ、繰り返しの負担によって起こることが多い症状です。
物を持つ、ひねる、腕を伸ばすといった何気ない動作でも負担がかかる関節であるため、一度痛みが出ると長引きやすい特徴があります。
特に、パソコン作業や家事、スポーツなどで同じ動作を繰り返すことにより、筋肉や腱に過度な負荷がかかり炎症が生じるケースが多くみられます。また、加齢による関節の変化が原因となることもあります。
軽い違和感の段階で適切な対応を行うことで、症状の悪化や慢性化を防ぐことが重要です。
当院では、寝屋川市を中心に地域密着型の整形外科として、肘関節疾患の診断・治療・リハビリテーションを行っております。レントゲン検査などを活用し、症状の原因を丁寧に評価したうえで、お一人おひとりに適した治療をご提案いたします。
これらの症状は、使いすぎや関節の変性、成長期特有の障害などが関係している可能性があります。
加齢や長年の使用により、肘関節の軟骨がすり減り、関節に変形が生じることで痛みや動かしにくさが現れる疾患です。
肘の曲げ伸ばしがしづらくなったり、動かしたときに引っかかるような感覚や違和感を伴うことがあります。進行すると可動域が制限され、日常生活に支障が出る場合もあります。
治療
薬物療法やリハビリテーションによる保存療法を基本とし、症状の程度に応じて関節内注射や手術を検討することもあります。
肘の外側にある腱に繰り返し負担がかかることで炎症が生じ、痛みを引き起こす疾患です。
テニスをする方に多いことから「テニス肘」とも呼ばれますが、実際には家事やデスクワークなど日常生活の動作でも発症します。
タオルを絞る、物を持ち上げる、ドアノブを回すといった動作で痛みが出やすいのが特徴です。
治療
安静や湿布・内服薬、装具(サポーター)の使用、リハビリテーションなどを行います。症状に応じて注射療法を行うこともあります。
上腕骨内側上顆炎は、いわゆる「ゴルフ肘」と呼ばれる疾患で、肘の内側に痛みが生じるスポーツ障害・使いすぎ症候群のひとつです。手首を曲げたり、物を握ったりする筋肉が付着する部分に炎症が起こることで発症します。ゴルフのスイング動作で発症しやすいことからゴルフ肘と呼ばれていますが、実際にはゴルフをしていない方にも多くみられます。
原因としては、ゴルフや野球、テニスなどのスポーツのほか、重い荷物を持つ作業、パソコン作業、家事など、手首や指を繰り返し使う動作が挙げられます。加齢による腱の変性も関与します。
症状としては、肘の内側の痛みや圧痛が特徴で、物を握る、ドアノブを回す、タオルを絞るなどの動作で痛みが強くなります。進行すると、安静時にも違和感や鈍痛を感じることがあります。
治療
まず原因となる動作を控え、安静を保つことが重要です。消炎鎮痛剤や湿布、サポーターの使用、リハビリテーションによるストレッチや筋力訓練を行います。症状が強い場合には注射治療を行うこともあります。多くは保存的治療で改善しますが、症状が長期間続く場合には手術が検討されることもあります。
肘部管症候群とは、肘の内側にある「肘部管」というトンネル部分で尺骨神経(しゃっこつしんけい)が圧迫されることで起こる神経障害です。尺骨神経は、小指や薬指の感覚、手の細かな動きに関わる重要な神経であり、障害されることでしびれや筋力低下が生じます。
加齢による変形性肘関節症、スポーツや仕事による肘への負担、長時間肘を曲げる姿勢、肘の骨折後などが原因となることがあります。また、やせ型の方では神経が圧迫されやすい場合があります。
初期には、小指や薬指のしびれ、違和感が出現します。進行すると、箸が使いにくい、ボタンがかけづらい、握力が低下するなど、手の細かい動作に支障が出てきます。さらに進行すると、手の筋肉がやせてしまうこともあります。
治療
まず肘への負担を減らし、長時間肘を曲げる姿勢を避けることが重要です。内服薬やリハビリテーション、装具療法などを行います。症状が進行している場合や筋力低下がみられる場合には、神経の圧迫を解除する手術が必要になることがあります。
手のしびれを「年齢のせい」と放置していると、神経障害が進行して回復しにくくなることもあるため、早期受診が重要です。
肘頭滑液包炎とは、肘の後方にある「滑液包(かつえきほう)」というクッション部分に炎症が起こり、腫れや痛みが生じる病気です。滑液包は骨と皮膚、筋肉などの摩擦を減らす役割をしていますが、繰り返し刺激を受けることで炎症を起こします。
原因としては、肘を机や床につく動作の繰り返し、転倒などによる打撲、スポーツ、感染などがあります。デスクワークや作業姿勢によって慢性的に刺激が加わることで発症することも少なくありません。
症状としては、肘の後方が腫れて膨らみ、水がたまったような状態になります。軽度では痛みが少ない場合もありますが、炎症が強くなると赤みや熱感、痛みを伴います。細菌感染を起こした場合には、強い腫れや発熱を伴うこともあります。
診断は診察によって行い、感染が疑われる場合には、滑液を採取して検査することもあります。
治療
肘への刺激を避けて安静にし、消炎鎮痛剤や湿布などを使用します。腫れが強い場合には、注射器で滑液を吸引することもあります。感染を伴う場合には抗生物質による治療が必要となります。再発を繰り返す場合や症状が改善しない場合には、手術治療を行うこともあります。
投球動作の繰り返しによって肘に過度な負担がかかり、骨や軟骨、靱帯などに障害が生じる状態です。
特に成長期の子どもに多くみられ、初期は投球時のみの痛みですが、進行すると安静時にも痛みが出ることがあります。
無理に投球を続けると、関節の変形や骨の損傷につながる可能性があるため、早期の対応が重要です。
治療
投球の中止や制限を基本とし、リハビリテーションやフォームの見直しを行います。状態によっては手術が必要になる場合もあります。
肘の痛みは、日常生活やスポーツにおける「使いすぎ」が大きく関係していることが多く、適切な休息とケアが重要です。
しかし、痛みを我慢して使い続けることで炎症が悪化し、回復までに時間がかかるケースも少なくありません。また、成長期の障害や関節の変形が関係している場合には、専門的な評価が必要になります。
当院では、問診や診察を通じて原因を丁寧に見極め、症状や生活スタイルに合わせた治療をご提案いたします。リハビリテーションや生活指導も含め、再発予防までしっかりサポートいたします。
「少し違和感がある」「使うと痛む」といった初期の段階でご相談いただくことが、早期改善への近道です。気になる症状がございましたら、お気軽にご来院ください。
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